アバウトタイム 〜愛おしい時間について〜 ネタバレ感想
『アバウトタイム 〜愛おしい時間について〜』
先祖代々タイムスリップできる能力を持った主人公の半生を描いた映画。恋愛映画かと思ってたらそれだけではなく、家族愛や人生を豊かにする教訓も教えてくれるとてもあたたかい作品。もっと早く観とけばよかったなぁ…
好きな女の子を射止めるために、ちょっとしたミスでも挽回しようとやり直しまくり。
あ……言わなければよかった…みたいな感じわるよ…後悔の連続…羨ましいわ!!
そんな感じで都合のいいように修正するので順調に人生を送る恋愛パート。このSF要素と主人公の不器用っぷりが変に甘ったるくなくて面白かったです。心穏やかに見ていられる感じ。
後半は家族愛のパート。奔放な妹の人生をなんとか修正しようとするも、ここでこのチート能力のある制約が発覚する。そして、何もかもが永遠に続くことはなく、過去か未来かを選択するときが来てしまう。
父親とのエピソードは非常にやばかったですね…めちゃくちゃ感動してしまいました…海辺のところとか…
自分の親は自分が幾つの時が一番幸せだと感じていたんだろう。
そんな父親から、主人公はタイムスリップの極意を教わる。それは”同じ一日を繰り返したときに本当の幸せを感じる事ができる”というもの。どんな一瞬にも楽しみや喜びが隠れていて、その瞬間瞬間を大切に思うことが幸せの秘訣
という当たり前のようで、よく耳にするような教訓を映像として見せてくれました。人には親切にしようと思わせてくれる。ちょっとした振る舞いや、ものの見方を変えてみるなど頭ではわかってるけど、日常ではなかなか実践できないんだよなぁ。小さな積み重ねが幸せな一生を作っていくっていうのを改めて教えてくれる映画でした。
時間を思い通りにできるからこそ時間の使い方の大切というのが引き立ってました。すぅ~っと心に沁みてポジティブな気分にしてくれるいい映画でした。
アレルギーでたまに1日中鼻水やくしゃみが止まらない時があるけど、どんなにポジティブな思考をしようととしても全て闇のエネルギーに変換されてしまいます。